《sumika》 Familia Release Tour
10月26日木曜日。
sumika初めてのホールワンマンを観に、東京国際フォーラムに行ってきました。
一言で表すなら「温」。そんなライブでした。
今まで何十回とsumikaのライブに行ってきましたが、
全公演に共通して言えるのが、
ライブの前よりも、終わった後の方がちょっとだけ、ハッピーになれること。
sumikaが好きな人も、友達に誘われたから行っただけな人もみんな。
どんなに辛いことや苦しいことがあっても、
sumikaの音楽は寄り添ってくれます。
お客さんの数が5000人だろうと、300人だろうと、
1対1で会話してくれます。
メンバーの嘘のない歌声やMC、表情、すべてが、
1人1人の心の中の、ちょっと欠けちゃっていたり、不安定な部分をしっかりと支えてくれます。
たくさんの人の住処になってくれます。
ボーカルの片岡さんはMCで、
「みんな」といったあとに、それを「あなた」と言い直しました。
みんなは失礼だなって。
自分の好きなアーティストがすごく売れてしまったとき、
嬉しい反面、
ライブもあまり行けなくなってしまって、
悲しいな、寂しいなって、思う人少なくないと思います。
このアーティストは変わっちゃったな~って思ったり。
正直わたし自身も、sumikaがどんどん大きくなっていくスピードについていけず
どこか寂しい気持ちでいました。
けど、片岡さんのそんなひとことが、
心の距離をぐーーーっと近づけてくれました。
どんなに売れても、人気になっても、ファンの数が増えても、
sumikaはファンのことを”他人”と思ったりはしなくて。
”家族”
そう思ってくれているんじゃないかな。って。
sumika初めてのアルバムFamiliaのツアーは、
sumikaという大きな家に
たくさんのたくさんの家族がいることで成り立っているんだろうな。
これからsumikaがどれくらい大きくなっても、
この安心できるみんなの大きな家の、
わたしの大好きな家の、
住人であり続けようと思います。
1人で何かを抱えている人がもしこの記事を読んでいるなら、
sumikaのライブに足を運んでみてください。
彼らは必ず、
あなたの味方になってくれます。
必ず。