音楽で生きる

 

音楽を奏でて食べていける人なんてほんの1握り。

 

それでも音楽と自分の可能性を信じて音楽を続けている人が世の中にはたくさんいる。

頑張れることがあって好きなことで生きている人は、本当に素敵で、恵まれていている。

それでも現実は残酷で。

 

 

1本のライブをするのにはたくさんのお金がかかる。

最初は来てくれた友達も、どんどん来なくなってくる。

まわりの友達が遊んでいる中で、ちょっとでも節約することはあたりまえ。

グッズだって売れているアーティストと原価は変わらないのに、値段を安くしないと買ってもらえない。チケットだってそうだ。

 

こんな生活が残酷だと思っている時点で甘えなのかもしれない。

確かに今売れているバンドの中でも下積み時代があったからこそ今を謳歌できているグループがいくつもある。

 

それでも、届くべき音楽が、知られるべき音楽が、ずっとずっと多くの人に愛されるべき音楽が、それを奏でるアーティストが、

夢を諦めて現実をみる瞬間はいつも残酷だ。

 

芸術は残酷だ。

 

絶対評価が存在しないから。

 

 それでも芸術が大好きだ。

 

いつだって感情で溢れているから。

 

同じものなんて1つもないから。

 

絶対に数値化できないから。

 

そんな残酷な世界だと分かりながらも、

音楽を続けたいと思っているアーティストを支えたい。

 

ライブにいこう。

CDを買おう。

グッズを買おう。

好きという気持ちを伝えよう。

 

それだけでもかなり変わるだろう。

 

昨日ライブを観て、

インディーズでがんばるバンドを支えるような企画があればいいのに。

と思った。

 

クラウドファンディングで募りたいくらい、

彼ら彼女らの生き方はかっこよくて、輝いていて、支えてあげたくなる。

 

こう考えるのはわたしだけだろうか。

 

売れない今だからこそ、資金が必要なのだ。

全てをお金で解決できるとは思わない。

良い音楽だって、人間関係だって、人柄だって運だってもちろん重要だ。

 

ただ、そこに良い音楽があるのに、経済力で負けてしまい途切れてしまうのはあまりにも残酷だ。

 

音楽を守りたいという気持ちで、

動き出したい。そう思う今日この頃。

自分にできる活動がしたい。もし既にあるなら、それを教えてもらいたい。